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狐火恋慕(後編) (集英社スーパーファンタジー文庫)
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著者 | 瀬川貴次
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出版社 | 集英社
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発売日 | 1999年12月
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サイズ | 文庫
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価格 | 502 円
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暗夜鬼譚
すべての異変は、白王尼が三人の娘を連れ、参内した時に始まった。帝は腹心の進言にまるで耳を傾けなくなり、ご寵愛の局を豹変させられた。また夏樹の身辺からたてつづけに三人の死人が出た。いずれも栗栖野での狩りに同行した武士たちである。その魔手がいつ自分に伸びるやも知れぬ夏樹だったが、それ以上に気懸かりなことがあった。一条と相対した白王尼が『吾子』と呟いて以来、一条の様子が急変したのだ。彼はまるで狐に憑かれたかのように、目を金色に光らせて牙を剥き出しにし始めた。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・さ行 文庫 > 小説・エッセイ
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