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最後の文人 石川淳の世界 田中 優子(著) 集英社 - @Books

最後の文人 石川淳の世界 (集英社新書)

著者田中 優子 / 小林 ふみ子 / 帆苅 基生 / 山口 俊雄 / 鈴木 貞美
出版社集英社
発売日2021年04月16日頃
サイズ新書
価格968 円

グローバリズムと新自由主義が世界を制覇しつつある今日、人々の自由はむしろ制限されつつあり、閉塞感や分断が拡大している。今、なぜ石川淳なのか?この孤高の作家を読み解くキーワードは「自由」。古今東西の書物世界を軽快な「精神の運動」で往還した石川の姿勢は知的自由の体現であった。だから、多くの知識人が戦時体制になびいた時代にも、石川は黙らなかった。かくして作品の発禁後、石川は自由を求め江戸の世界に向かう。石川作品には不自由に抗する不服従の精神が刻まれている。本書は五名の識者の解説を通じ、その作品と「絶対自由」の世界に誘う。

新書 > その他
人文・思想・社会 > 文学 > 文学史(日本)

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