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ファウスト 第二部 新訳決定版 (集英社文庫(海外))
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雄大な自然のなかで自責の念から蘇ったファウストは、皇帝の城、古代ワルプルギスの夜、ヘレナとの家庭生活、皇帝軍と反乱軍の合戦、海辺の領地での干拓等、大宇宙の生命の諸相を体験する。やがて人生の“夜ふけ”を迎えたファウストは見えない目で自分の大事業を見とどけようとしながら、思わず「時よ、とどまれ」と口にする。死んだファウストの魂が、天使たちと“かつてグレートヒェンと呼ばれた女”の導きで聖母マリアの許に救済される。
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