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失われた時を求めて(12(第7篇)) (集英社文庫)
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第一次大戦が始まり、語り手は療養生活にはいる。戦時中のパリで、ヴェルデュラン夫人はサロンを開きつづけ、ドイツ贔屓になったシャルリュスの男色癖は嵩じて、すさまじいマゾヒズムの快楽に耽っている。戦後しばらくして、語り手はゲルマント大公夫人のパーティに赴く。ゲルマント邸の中庭にはいったとき、不揃いな敷石に足をとられてよろめいた感覚が、突如ヴェネツィアのサン・マルコ寺院の敷石を思い出させて、言いようもない喜びを覚える(第七篇1)。
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