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ヘルメットをかぶった君に会いたい
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著者 | 鴻上尚史
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出版社 | 集英社
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発売日 | 2006年05月10日頃
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サイズ | 単行本
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価格 | 1,870 円
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1969年のヒット曲『風』が流れて、学生運動の映像が流れ始める。僕には、学生運動の初期の映像だということが分かる。連合赤軍事件や内ゲバにたどり着く前の、どこかのどかさが漂う映像。一人、ヘルメットをかぶった女性の顔がアップになる。どこか涼しげで聡明そうな顔。彼女は、視線を移し、口を動かす。「あっ!こんにちは!」のように読みとれる。その瞬間のはじける笑顔。僕は、彼女に会いたいと思った。ヘルメットをかぶったあなたに会いたい、と猛烈に思った。鴻上尚史、初の小説。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行
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