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救えたはずの生命(いのち) 矢貫隆(著) 小学館 - @Books

救えたはずの生命(いのち) (小学館文庫)

著者矢貫隆
出版社小学館
発売日1998年10月
サイズ文庫
価格502 円

救命救急センターの10000時間

アメリカでは50%を超すといわれるDOA患者の救命率が、日本ではこの10年でわずかに3%から6%へと伸びたにすぎない。DOA(DEAD ON ARRIVAL=心肺停止)状態に陥った重傷・重症の患者が次々と運び込まれてくる救急センター。その最前線、日本医科大学付属病院救命救急センターを中心に、一万時間もの取材を積み重ねて日本のERをルポルタージュし、日本の救急医療問題の所在を照らした画期的な作品。そのルポルタージュを、十年を経て新たに加筆訂正し、合わせて現在の問題点を付記した。「最高の医学、最低の救急医療」と問いかけた著者の問いが、いま十年の重みをもって改めて問い直されなければならない。

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