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1793
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一七九三年、フランス革命の余波はここスウェーデンにも及んでいた。前年には国王が暗殺され、庶民は無意味な戦争の後遺症と貧困にあえいでいるーそんな混沌のストックホルム。秋のある日、湖で男性の遺体が発見された。四肢は切り落とされ、眼球と舌と歯が奪われ、美しい金髪だけが残されていた。重い結核に冒された法律家ヴィンゲは、戦場帰りの風紀取締官カルデルと共に捜査に乗り出す。貧しく汚く腐敗した十八世紀の北の都と、その中で正義を貫こうとする者たちを、大胆かつ繊細に描く、北欧発大ヒット歴史ミステリー三部作の第一弾、待望の文庫化!
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