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奇天烈な店 村松友視(著) 小学館 - @Books

奇天烈な店 (小学館文庫)

著者村松友視
出版社小学館
発売日2002年01月
サイズ文庫
価格523 円

その店の主人は、「サバは関より紀伊水道」「大トロはひとふりの塩とニンニクきざみで」という確固たる舌の持ち主。それでいて、「イカの眼球を支える筋肉」やら「タイの脳ミソ」なんぞというシロモノがでてくる奇妙奇天烈な鮨屋。そこで繰り広げられるのは、主人と常連の間で交わされる人情の機微に富んだ会話…。名前は知っていても、家族構成や職業は知らないーそれが酒場の流儀。実生活の匂いは持ち込みたくない。その間合いを楽しめる客だけが、この店に入ることを許される。さあ、虚と実が裏と表に貼りついた“村松友視的世界”の珍味をご賞味されたい。

文庫 > 小説・エッセイ
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・ま行

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