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新編傑作選4 しづやしづ
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時代小説という形でしか描くことのできない、人間の生き様がある。多彩な作風を持つ周五郎が「下町もの」の中で描いたのは、まさに裏長屋、岡場所、居酒屋などという場所でしか息づくことのできない、江戸町民の切ない姿だった。表題作の、ささやかな幸福を前に戸惑う男女の姿が哀しい「しづやしづ」、武士の身分を捨て下町に生きようとする若者のあがきを描く「へちまの木」、黒澤明が愛し、映画『海は見ていた』の脚本の原型にもなった「つゆのひぬま」ほか「夜の蝶」「凍てのあと」「あすなろう」「雪と泥」「ゆうれい貸家」の全八篇を収録。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・た行
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