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草の花 (新潮文庫 ふー4-1 新潮文庫)
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著者 | 福永 武彦
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出版社 | 新潮社
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発売日 | 1990年01月
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サイズ | 文庫
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価格 | 649 円
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研ぎ澄まされた理知ゆえに、青春の途上でめぐりあった藤木忍との純粋な愛に破れ、藤木の妹千枝子との恋にも挫折した汐見茂思。彼は、そのはかなく崩れ易い青春の墓標を、二冊のノートに記したまま、純白の雪が地上をおおった冬の日に、自殺行為にも似た手術を受けて、帰らぬ人となった。まだ熟れきらぬ孤独な魂の愛と死を、透明な時間の中に昇華させた、青春の鎮魂歌である。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・は行
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