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櫂 宮尾 登美子(著) 新潮社 - @Books

櫂 (新潮文庫 みー11-4 新潮文庫)

著者宮尾 登美子
出版社新潮社
発売日1996年10月30日頃
サイズ文庫
価格1,045 円

高知の下町に生れ育った喜和は、十五の歳に渡世人・岩伍に嫁いだ。芸妓紹介業を営み始めた夫は、商売にうちこみ家を顧みない。胸を病む長男と放縦な次男を抱え必死に生きる喜和。やがて岩伍が娘義太夫に生ませた綾子に深い愛をそそぐが…。大正から昭和戦前の高知を舞台に、強さと弱さを併せもつ女の哀切な半生を描き切る。作者自らの生家をモデルに、太宰治賞を受賞した名作。

文庫 > 小説・エッセイ
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・ま行

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