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きのね 上 宮尾 登美子(著) 新潮社 - @Books

きのね 上 (新潮文庫 新潮文庫)

著者宮尾 登美子
出版社新潮社
発売日1999年04月
サイズ文庫
価格825 円

上野の口入れ屋の周旋だった。行徳の塩焚きの家に生れた光乃は、当代一の誉れ高い歌舞伎役者の大所帯へ奉公にあがった。昭和八年、実科女学校を出たての光乃、十八歳。やがて、世渡り下手の不器用者、病癒えて舞台復帰後間もない当家の長男、雪雄付きとなる。使いに行った歌舞伎座の楽屋で耳にした、幕開けを知らす拍子木の、鋭く冴えた響き。天からの合図を、光乃は聞いた…。

文庫 > 小説・エッセイ
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・ま行

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