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王国 その2 (新潮文庫)
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痛み、失われたものの影、そして魔法
思わぬトラブルに巻き込まれ、火事によって住まいを失くした雫石は、占い師・楓の留守宅に住み込み、働き始める。しかし、退屈も人の権利と言いたげな都会暮らしに慣れるにつれ、山で身につけた力は鈍るばかり。心は不安にふるえる。一方、離婚した真一郎は、あらためて雫石に寄り添い、再出発の途を探るのだった。懐かしい魂の輝きはどこにあるのだろう。『王国』第2部。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行
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