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クリスティーン(上巻) (新潮文庫)
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〈負け犬〉のアーニーは17歳、唯一他人より優れているのは車の整備だけだった。そのアーニーが路傍にセールの札をつけて置いてあったオンボロ車に一目惚れしてしまった。両親の大反対を押し切り、バイトで稼いだ金を注ぎこんで、アーニーはこの車を手に入れた。赤と白に塗り分けた’58年型プリマス・フューリー。名はクリスティーン、だがクリスティーンはただの車ではなかった。
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