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フリント(下巻) (新潮文庫)
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MI5とFBIの双方が、忽然と姿を消したフリントの行方を追っていた。かつてMI5の法律顧問を務めていた弁護士ハリー・コーエンは、当局の依頼を受けて捜索を進めるうちに、ハーリング背後に蠢く恐るべき組織の存在を察知する。一方、パリからアムステルダム、さらにはキプロスへと孤独な追跡行をつづけたフリントは、キレニアの海辺でついに最も危険な瞬間を迎えていた。
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