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夜色
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あなたの隣に居る人に底知れぬ恐怖の顔がある。文芸エロティックホラー九編。ほの暗い灯りで眼をこらすと、陰毛が金いろだ。光線の工合かと眼を瞬いて、もう一度見なおす。やはり黄金の色をしていた。その部分だけが小さな炎になって、めらめら燃えている。美女か狐か、あやかしのものと交わる幻夢。白木蓮がしろい炎になって浮かぶ宵闇。携帯電話が繋がる先はあの世…、男と女の色情模様で織りなす恐怖。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行
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