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アトランティスのこころ(下)
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1966年、ギャンブルが熱病のように流行し、学生運動の嵐が吹き荒れる大学時代が幕を明け、新入生ビートはひとりの少女に出会う。時はうつって1983年、NYの路上には変装を繰り返し、名前を何度も変えながら出勤するヴェトナム帰りの男が佇んでいた。そして1999年、彼らの生を知ることもなく、ひとりの男が渋滞中の車の中で息絶える-襲いくる、濃密なヴェトナムの影のなかで。絡み合い、もつれ合いながら紡がれるそれぞれの生が、40年という時を経て、感動のクライマックスへと解きほぐされていく。時代を弔い、残酷なまでに切なく時間の刻印を描き出すキング渾身の大作、ここに閉幕。
小説・エッセイ > 外国の小説
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