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帝国日本と朝鮮野球 小野容照(著) 中央公論新社 - @Books

帝国日本と朝鮮野球 (中公叢書)

著者小野容照
出版社中央公論新社
発売日2017年01月
サイズ単行本
価格1,815 円

憧憬とナショナリズムの隘路

五輪の優勝、WBCの準優勝により、韓国の野球は国民的スポーツとなった。いまその起源や日本経由の用語見直しなど、歴史の解明が喧しい。日本は朝鮮野球にどれだけ関与したのかー。植民地時代の朝鮮野球は、朝鮮人と支配者日本人双方から重視されていた。日本人との試合は大いに盛り上がり、朝鮮ナショナリズムに火をつける。当局は、中等学校の甲子園出場に道を開き、都市対抗野球を後押しし優勝に導くなど、融和政策に“活用”する。本書は一九世紀末から「解放」される一九四五年まで、複雑な道程を辿った朝鮮野球について、二つの“民族”を通して描くものである。

ホビー・スポーツ・美術 > スポーツ > 野球
人文・思想・社会 > 歴史 > 日本史

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