|
|
イラク建国 (中公新書)
|
「不可能な国家」の原点
サッダーム・フセインを放逐し、イラクに救済者として降り立ったアメリカは、民主主義という福音がこれほど無力とは思っていなかったろう。なぜ戦後復興は泥沼に陥ったのか。宗派や民族の対立、いびつな国土という混乱の種は、イラク誕生時すでに蒔かれていた。一九二一年、暴発した排外運動を封じ込めようと、苦肉の民政移管でこの人工国家を生み出したガートルード・ベルの苦悩を軸に、イラクが背負う困難を照らし出す。
新書 > 人文・思想・社会 人文・思想・社会 > 歴史 > 世界史
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|