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後藤新平の台湾 (中公選書)
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人類もまた生物の一つなり
初代満鉄総裁、二度の内務大臣、外務大臣、東京市長…。首相にこそ手が届かなかったが、後藤新平は誰もがその名を知る大政治家の一人だ。しかし、後藤の素質と思想が最大限に活かされ、力量が発揮されたのは四十代の台湾総督府民政長官時代であった。「アヘンの島」と呼ばれ、ゲリラの絶えなかった彼の地が植民地経営の成功例の一つと言われるまでになったのはなぜか。政治指導者のリーダーシップのあるべき姿を開発経済学の泰斗が描く。
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