|
|
紅い蛾は死の予告 (C novels)
|
私は女優、小栗久美子。実際にあった18年前の事件を映画化するため、スタッフとともにこの山深い平家谷へやって来た。密室と化した蔵での旧家の一人娘の死、そして使用人まで含めた一族の入水心中……この異様で不可解な事件に、私の好奇心は役柄の研究の域をこえて刺激され、事件関係者への疑念も、撮影が進むにつれてますますつのってゆく。そういえば今年も、あの18年前と同じように、夥しい数の凶々しく紅い蛾が異常発生しているが……。乱歩賞作家の書き下ろし本格推理長篇。
ライトノベル > 少女 > 中央公論新社 C★nobels
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|