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裏切りの杯を干して(上) (C・novels fantasia)
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バンダル・アード=ケナード
今すぐにも戦闘が始まりそうな距離に敵の陣営があった。だが両軍は三週間もの間、ただ睨み合って時を過ごしている。アード=ケナード隊が到着したのは、そんな奇妙な前線であった。傭兵嫌いの雇い主。秘密を抱える総司令官。沈黙する敵陣。おかしなことだらけの戦場でシャリースは笑みを浮かべる。いつもと同じ不遜な笑みを。その背後にはいつもの仲間たちがいるはずーだった。エンレイズ第二の都市ストリーに黒髪で腕も人当たりもいい医者が一ヶ月ほど前から住み着いていた。その男ーヴァルベイドが街中で出逢ったのは、ここにいるはずのない人物で?陽気で不屈、有能で逞しい傭兵たちと白狼が挑むのは眼前の敵とまだ見えずにいる敵なのか?
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