|
|
源氏物語虚構論
|
『源氏物語』では、光源氏という特殊で非現実的な人物を創造することが虚構の要となり、そのことによって物語の世界がかえって、人間や人間世界の真相を鮮やかに浮かびあがらせることになる。光源氏という人物の光明と暗翳を通して、物語は人間の心の普遍の心の形姿をつくり出している。したがって、光源氏を主軸とする虚構のしくみを分析することが、この作品の解釈の要となるとみられるのである。
人文・思想・社会 > 文学 > 古典文学
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|