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カリフォルニア・ロ-ル (世界ミステリシリ-ズ)
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肉体は衰え、仕事は退屈、恋人には逃げられる…中年の危機に直面していた私立探偵モウゼズ・ワインを救ったのは、ハイテク産業の中心シリコン・ヴァレーからの電話だった。電話の主は、業界にその人ありと知られる若き天才ウィズ。彼が創設したチューリップ・コンピューター社で保安課長を務めて欲しいという依頼だった。ワインの生活は一変した。豪勢な家、新車、新しい恋人。だが、ひとつだけ変わらなかった。また、“殺人”が彼の後を追ってきたのだ。頭に銃弾を撃ち込まれていたのは、チューリップ社の極秘プロジェクト〈ブラック・ウィドウ〉の主任技師ダニーだった。新天地でのワインの調査が始まった。妙なことに、彼のコンピューターには、トラブルが起こることを予告するメッセージがすでにインプットされていた。その上、彼の周囲を、ソ連の諜報員や、チューリップ社のプログラマーと偽称する謎の日系人美女ローラ・スズキがうろつき始めた。ウィズも多くを語らない〈ブラック・ウィドウ〉には何が隠されているのか? プロジェクトのプログラムを盗んで日本へ行ったらしいローラを追って、ワインは一路東京へ飛んだ…! 元過激派のアウトサイダー探偵、コンピューター戦争に巻き込まれ、はじめて日本の土を踏む! ハードボイルド・シーンに常に新風を吹き込む異色シリーズ第4弾。
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