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竜の歌 (ハヤカワ文庫)
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老竪琴師ペティロンの死は、少女メノリにとって大きな痛手だった。竪琴や歌を手ほどきしてくれ、いつもやさしかったペティロン。城砦ノ太守でもある厳格な父親ヤナスと、口うるさい母親マビに囲まれた、退屈な半円海ノ城砦の生活のなかで、かれだけが唯一の心の慰めだったのに。ペティロンの葬送の儀式で、メノリは心をこめて弔い歌を歌った。かれの死が自分の身にどのような運命をもたらすことになるか、なにもわからないままに…竜と竜騎士族が人びとを糸胞より守る惑星パーンを舞台に、音楽の才能あふれる一人の少女の成長を情感豊かに描きあげる、傑作シリーズ第4弾。
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