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高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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パサデナの裕福な未亡人の依頼は、盗まれて売りに出されたらしい家宝の古金貨を取り戻してほしいというものだった。夫人は歌手あがりの息子の嫁を疑っていたが、マーロウは依頼人の家庭にそれだけではない謎が隠されているのを感じとった。傲慢な夫人、借金に悩む生活力のない息子、どこか弱々しい印象の秘書、マーロウをつけまわす黒メガネの男。やがて事件の関係者が1人、2人と殺されていき、マーロウの前には事件の意外な様相と過去の出来事が浮かび上がってくる。冷たく透明な一人称の文体で描かれる、ハードボイルド小説の巨匠の名作。
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