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血の絆 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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署のガラス扉がズシンと音をたてた。ふりむいたクリングの目の前に転げ込んできた血まみれの少女は、助けを求めてあえいだ。いとこが殺された、と…。雨の夜、二人の少女を襲った凄惨な暴行殺傷事件。廃屋で発見された17歳のミュリエルの死体は、ズタズタに切り裂かれていた。傷を負いながらも逃げのびたパトリシアの供述をもとに、刑事たちは変質者の洗い出しにかかる。だがミュリエルの葬儀の直後、パトリシアの供述が一変したことから、事件は予想外の展開を見せる。-大都会に暮らす思春期の若者たちの脆く繊細な心理を鋭くえぐる問題作。
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