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バッド・ニュ-ス (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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ドートマンダーにとっては不愉快きわまりない仕事だった。不幸を運んでくる男、相棒のケルプがもちかけたのは、よりにもよって墓泥棒。夜中の墓地に忍びこんで死体を棺桶ごと掘りだし、別の死体入り棺桶とすり替えるという仕事だ。依頼してきたのは胡散臭い二人組。どうやら大掛かりな詐欺を企んでいるらしい。一枚噛もうとしたドートマンダーだが、やっぱり不幸の連鎖が彼を、そして一味全体にも襲いかかったのだった。
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