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まやかしの風景画 (Hayakawa novels)
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イザベル・サドラーと名乗る美しい女性がロンドンの美術画廊にやってきた。一幅の絵をたずさえて。その中世絵画には、有名なヘンリー八世の修道院廃絶が行なわれた昔、行方知れずになった莫大な財宝の在りかが隠されているらしいのだ。しかも、それに気づいた謎の人物が、すでに探索行を開始していることもわかった。中世絵画に描かれた修道士、そのひとりが首からさげているメダリオン、逆さ十字架、時計、三つの頭をもつ犬、ひらかれた窓…。『まやかしの風景』に散りばめられた図像、シンボルの意味を解き明かすことができれば、必ず秘宝の隠し場所に至れるはずだ。かくして、依頼主のイザベルと若き画廊主マイケルは、愛車メルセデス190に荷物を積みこんで、宝探しの旅に出発する。パブやホテルや旧蹟、イングランドの美しい風土を舞台に、知能と冒険とロマンスの旅を描く、胸おどる宝探し小説。
小説・エッセイ > 外国の小説
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