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巨大戦艦ビスマルク
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独・英艦隊、最後の大海戦
「巡洋戦艦フッド、爆沈」「戦艦プリンス・オブ・ウェールズ、逃走」1941年5月24日早朝、ドイツ戦艦ビスマルクは相次ぐ勝利の興奮にうち震えていた。戦闘開始後、わずか数分で、イギリス海軍の誇る二隻の巨艦を完膚なきまでに打ち破ったのである。海戦史上に特筆される輝かしい大勝利-だが、ビスマルクに乗り組む2000余名の将兵は、不幸な偶然にも似た、わずか一発の魚雷が彼らに非情きわまる運命をもたらすことをまだ、誰も知らなかった。満載時排水量50,955.7トン、最大射程36キロの38センチ主砲8門を搭載し、日本の「大和」級が登場するまでは世界最大・最強の戦艦であったナチス・ドイツの超弩級戦艦ビスマルク。その栄光と悲劇の生涯を砲術士官として同艦に乗り組み、奇跡の生還を遂げた著者が克明に再現。戦史に残る貴重な写真も多数収録したファン必読の海洋戦記。
人文・思想・社会 > 軍事
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