読んだ本・読みたい本を簡単登録、読書ソーシャルサービス

銀河がこのようにあるために

著者	清水義範
出版社	早川書房
発売日	2000年12月
サイズ	単行本
価格	1,650 円

西暦２０９９年、宇宙物理学の権威である難波羅眠博士は、月面の天文台で、あるはずのない太陽系第十惑星を観測、その背後の宇宙がビクリとよじれるのを目撃した。いっぽう脳科学者の沢口は、人間の自我のありかを追究していたが、恋人・寧美とのあいだに生まれようとしている息子は、世界中で新たに誕生しはじめた、自我をもたない子どもであった。従来の科学理論を根底からくつがえす異常現象の数々に、無自我病児たちとの関連を見いだした沢口であったが、世界の天文台は、さらに驚くべき観測データを報告してきた…ガリレオ、ニュートン、アインシュタイン、そしてー二一世紀の銀河を軽やかに創造する、清水義範流“宇宙論”。

小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・さ行