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深紅の碑文 下(下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)
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支援団体“パンディオン”の理事長・青澄は、陸と海との対立を解消するため、“ラブカ”の指導者のひとりザフィールとの接触を試みた。だが、海上民の悲惨な現実に絶望してラブカの指導者への道を選んだザフィールは、交渉による和平への道を徹底的に拒否し続ける。その背後にさらに深い闇が隠されていることを青澄は独自の経路で知るようになる。不穏な社会状況が続く中、人類の記録と生命の種を系外惑星に送り込む計画に共感した星川ユイは、深宇宙研究開発協会の門戸を叩くが、協会もまた、部品調達の困難や世論の批判によって多くの問題を抱えていた…。苛烈な闘争の時代に己の信念を貫く者達が、この星に生の輝きを灯す究極の黙示録巨篇。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
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