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カザモニカ
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黄金便器のゴッドファーザー
六頭の馬に引かれた黒い馬車が、中心街をゆく。大音響の『ゴッドファーザー 愛のテーマ』が演奏される。ローマは渋滞まみれになり、大都市の機能は完全に停止した。その中心にはローマに存在しないはずのマフィア、そのボスが眠っていた。首都を混乱の渦に落とし入れた巨大マフィア「カザモニカ」。1960年代から秘匿されてきたその謎に、組織の脅迫にさらされながら一人のジャーナリストが切り込む。強盗、麻薬、詐欺、殺人、政治家の汚職…。その全てが産むカネと権力は、金満犯罪集団に流れ込んでいた。「永遠の都」に潜む深い闇を浮き彫りにした類稀なルポルタージュ。
人文・思想・社会 > 社会 > 社会病理・犯罪
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