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上野介の忠臣蔵
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著者 | 清水義範
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出版社 | 文藝春秋
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発売日 | 1999年02月
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サイズ | 単行本
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価格 | 1,361 円
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清水一学の中で、大石内蔵助、という名前が、次第に大きくなっていく。どんな顔の男なのかも知らないのに、おかしな話だ。ましてやほかの赤穂浪士たちなど、顔も名も、何も知らない。討入ってくるかもしれない凶徒の集団ーいわば、顔のない暴力である。おそらく、むこうもまた吉良上野介の顔を知らない。互いに相手を知らず、ただ世間の噂に動かされているのだ。吉良家小姓、好漢・清水一学が恋を捨て赤穂浪士に立ち向かう。討たれる側から見た元禄忠臣蔵。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・さ行
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