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菊池寛全集 第十一巻
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著者 | 菊池 寛
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出版社 | 文藝春秋
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発売日 | 1994年09月16日頃
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サイズ | 全集・双書
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価格 | 8,010 円
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菊池寛の創作のライト・モチーフは常に個人の、とくに女性の尊厳と独立と自由の謳歌と主張であった。「士は己を知る者のために死し婦は己の愛する者のために梳る。」よく女の一生は汗と涙にまみれた生涯といわれるのも故なしとしない。しかし、そこに醇乎たる愛さえあれば、あの「梳る」ときのあでやかな姿、こまやかな、やさしい心こそ個人を超えて社会的な関心と改革への参与を可能とすること、このことを、明治以来のいかなる作家にもましてかれは強く執拗に主張してやまなかった。
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