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史記に学ぶ (徳間文庫)
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漢の史官司馬遷が完成した「史記」。ここには歴代の王からコソ泥に至るまでの事跡・故事が納められている。節を守り餓死した伯夷・叔斉。臥薪嘗胆の末、雪辱する越王句践。生涯の友を得る管仲。裏切られる韓非。舌三寸で巡らす謀計に自らも敗れた策士蘇秦。佞臣、宦官の暗躍に滅亡する秦。宮刑(断儒)の恥辱の底で司馬遷の記した幾多の人間像は、激動の現代を生きる者に、なお鮮烈な光を投げてくるだろう。
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