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陰陽寮(おんみょうりょう)(4(晴明復活篇 上)) (Tokuma novels)
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書下し超伝奇巨篇
刀伊の王宮は、巨大なテントのようなものだった。王ムカリは怒声をあげた。王族会議の席上で自らの後継者ムンクを責めていた。刀伊軍は若狭を圧倒したが、大伴高望に率いられた武士団は山地に立て籠り頑強に抵抗していた。高望の妻子を捕らえられなかったばかりでなく、最強を誇るムンクの親衛隊が敵に背を向けて逃げたからだ。それには、寿宝の幻術が関わっていたが、ムンクに分かるはずもない。一方、獅子王の留守を預かる紫苑は、悪辣なことを平気でする外道丸が女を襲うのを目撃する。その女は行き倒れだったのを紫苑が救った妊婦だった。紫苑は再び、女を救うが、女は、外道丸を殺さなかった紫苑を責めた。紫苑と孔雀の出逢いだった…。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・た行 新書 > 小説・エッセイ
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