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沖縄軽便鉄道は死せず
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著者 | 辻真先
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出版社 | 徳間書店
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発売日 | 2005年09月30日頃
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サイズ | 単行本
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価格 | 2,090 円
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太平洋戦争末期、沖縄は米軍の激しい空襲に曝されていた。本土疎開ももはや手遅れ。庶民の逃げる先はいまやヤンバル(本島北部)を覆う密林地帯しかなかった。沖縄刑務所もついに解散となり、収監されていた北城尚純もヤンバルに向かう。途中、老人の遺体にすがる少女に遭遇した。被弾した老人は酒蔵の主で、二百五十年の歴史をもつ古酒の甕を抱えていた。少女は父親が命と引き替えに守った古酒とともに逃げる決意を固める。囚人と少女の凄絶な脱出行が始まった。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・た行
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