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金融大狂乱
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リーマン・ブラザーズはなぜ暴走したのか
2006年リーマン・ブラザーズはサブプライム債権を証券化して総額500億ドルのCDO(債務担保証券)を組成し、業界のトップに躍り出た。ファルド会長とグレゴリー社長は莫大な利益をもとに、不動産や企業買収に血道をあげる。だが、やがて住宅バブルにかげりが生じ、負の連鎖が進行し始める。著者の所属するディストレス債務部門は、大規模な空売りによって、来るべき破滅を回避しようとするが-。ウォール街で畏怖された老舗投資銀行の中で、何が進行していたのか?元社員がその驚くべき内情を暴露する。
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