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ゾウと旅した戦争の冬
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リジーは、母親と弟のカーリとドイツ東部の町ドレスデンに暮らしていた。父親はロシア戦線に送られ、母が動物園の飼育係として働きはじめた。動物園の猛獣は、町が爆撃を受けたら、射殺されてしまうと聞き、母はかわいがっている子ゾウのマレーネを守るため、夜間はうちの庭につれて帰り、世話をすることにした。ある夜、近所の犬におびえて逃げ出したマレーネのあとを家族三人で追いかけていると、空襲警報が響き渡り、激しい空襲が始まった。燃えあがる町を背に、リジーたちはマレーネを連れ、安全な場所を求めて歩き始める。しかし、たどりついた農場には敵兵が…?凍えながら歩く道、弟の病気、敵兵との恋、迫り来るソ連軍…戦争の冬、ゾウを連れ、ドイツ東部から西へと向かった十六歳の少女リジーとその家族の旅を綴った物語。数々の賞を受賞し、イギリスで第三代「子どものためのローリエット(子どもの本の優れた作家に授与される称号)」をつとめた児童文学作家マイケル・モーパーゴの感動作。小学校高学年から。
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