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邪淫 (徳間文庫)

著者	黒崎裕一郎
出版社	徳間書店
発売日	2001年04月
サイズ	文庫
価格	607 円

冥府の刺客

日本橋小網町の東、稲荷堀と呼ばれる入堀がある。堀端の雑木林の中で無反りの直刀を無心に振る死神幻十郎の姿があった。四つ目屋の鬼八からドンド橋の下で女の土左衛門が上がった旨の知らせが届く。半月ほど前も、上流で若い女の土左衛門が上がったことも噂で聞いた。いずれもが、緋襦袢をまとっただけのあられもない姿で、女陰のすぐ脇に蟹と蛇の刺青が…。

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小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行