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ぼくを創るすべての要素のほんの一部
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人から賛辞をあびたかった。弟よりもできる人間でいなければならなかった。だが、考えること為すこと、すべてが予想もしない不幸を呼んだ。哀れみと蔑みの視線しか向けられることはなかった。…そんな「父」に似ることは、ぼくにとって悪夢だった。ダメ男の遺伝子はどこまで受け継がれるのか!?オーストラリア一の嫌われ者マーティン・ディーンの不憫な生涯と、その息子ジャスパーの奇妙な半生を描いた、ナンセンスにして哲学的、悲惨にしてユーモラス、荒唐無稽にして綿密な世にも奇妙な父子の壮大なる物語。ブッカー賞、ガーディアン賞、最終候補作。
小説・エッセイ > 外国の小説
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