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法の他者 (叢書・アレテイア)
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近代市民社会は、合理的な「規範」に従おうとしない「他者たち」を「法」によって封じ込め、彼らから明確に区別される正常な者を、理性の「主体」として定義し、育成してきた。しかし現代社会においては、プライベートな領域における「自己」決定/想像の問題を中心に、普遍的な法規範による「正常化」の戦略が破綻を来たし、“普通ではない”欲求を持つ「法の他者」たちが表層に浮上しつつある。普遍化可能性を前提しにくい愛、性、感情、エスニシティといった問題圏における新たな交渉のためのルールをどう構想するのか、狭義の「法哲学」の枠を超え、領域横断的に考察する。
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