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共同体と正義 (叢書・アレテイア)
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万人に対して普遍的に適用されるべき合理的な「正義」の基準を追求してきた西欧近代の「大きな物語」の「有限性」が露呈し、ポスト・イストワールの混沌の中で、“我々”の社会規範の究極的な基礎になってきた「人間」という概念自体が揺らいでいる。復活しつつあるように見える様々なローカルな「小さな物語」を横断して、ポスト・モダン的な“正義”の在り方を構想することは可能なのか。各人の属する「共同体」と不可分に結びついている「正義の語り」を形成する歴史的な文脈を系譜学的に探求しながら、システム的な強制へと回収されることのない新たな“自由”の空間について考える。
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