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小夜衣
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著者 | 辛島 正雄
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出版社 | 笠間書院
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発売日 | 1997年12月01日頃
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サイズ | 全集・双書
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価格 | 4,400 円
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中世王朝物語全集9
幼い頃、母に先立たれ、祖母の尼上を頼りに、山里に寂しく暮らす姫君。そんな姫君を、当代随一の貴公子兵部卿宮が見初め、二世を契る仲となる。ところが、宮は関白家に婿取られ、姫君も、入内した異母姉妹の母代として、宮仕えに駆り出される運命の激変、ために、二人の疎隔は決定的なものとなる。御所では、帝が、才色兼備の姫君にたちまち魅了され、尋常ならざる執心ぶり、心穏やかでない継母は、乳母子の民部少輔に命じて、姫君を拉致、監禁させる。絶望の底に沈む姫君に、民部少輔はひそかに野心を燃え立たせる…継子いじめ譚に「しのびね」型の趣向を加味した、山里の姫君の苦難と栄達の物語。
人文・思想・社会 > 文学 > 古典文学 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行
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