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讃岐典侍日記 讃岐典侍(著) 笠間書院 - @Books

讃岐典侍日記 (笠間文庫)

著者讃岐典侍 / 小谷野純一
出版社笠間書院
発売日2015年03月09日頃
サイズ全集・双書
価格1,870 円

襲い来る病苦に呻きつつ、死に傾く堀河帝の姿に対して、“われ”は、何もなし得ないおのが無力感のまま、ひたすら、愛執の眼差しを注ぎ続けるほかはなく、病床に添い臥しながら、その体感を内奥に刻印するしかない。生の側に取り残された“われ”は、堀河帝の魂に呪縛された日常のなかで、新帝に仕える身でありながら、しばしば、現実の時空から転出し、ありし日の帝の記憶に回帰せざるを得ないのだった。愛が基底にながれる日本文学史上極めて稀有な日記作品。現代語訳付き!

人文・思想・社会 > 文学 > その他

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