|
|
アジアの水辺空間
|
くらし・集落・住居・文化
本書を書くきっかけとなったのは、著者らが国内と海外の特に東南アジアの海や川、湖沼などの水辺を訪れて、そこで営まれている生活の豊かさに共通点があることを見たからである。その共通点はなにも現在の画一化した文明の共通点ではなくて、いま書き留めておかないと消え去ってしまいそうな、それも水辺の集落のくらし、住居、文化に焦点を当てたものである。特に目に映る形態面・実態面からの水辺文化の共通性や、地域によっての違い、象徴的な意味などを見ていこうとしたものである。従って、集落の立地や形態、そこでのくらし方、住居の形、種々の文化的要素については、一応、その形態の歴史的な推移を、水の上から出発して、水際に移動し、陸に上がり、さらに内陸まで到達したという仮説にもとづいて、その流れを見ようとした。
人文・思想・社会 > 民俗 > 風俗・習慣 科学・技術 > 建築学
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|