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文化批判としての人類学 (文化人類学叢書)
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人間科学における実験的試み
今日の人類学は、民族誌を書くことについてさまざまな方向からの実験を試みている。著者たちによれば、このことは人類学が本来もっていた潜在的可能性の実現につながるものである。文化を記述する方法の反省をつうじて、著者たちが「文化批判」と呼ぶ人類学の役割が浮上してきており、それがいまこそ、人間科学全体の核心的問題となりつつある、というのだ。本書はこうした観点から20世紀の人類学の発展を跡づけながら、その未来を展望していく。とともに、他の社会学や人文科学の混迷に対する提言ともなっている。人類学の立場からなされた尖鋭なポストモダン論としても定評ある好著である。
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