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テクストとしての社会
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ポストモダンの社会像
「ポストモダン」と形容される状況の中で、社会を考えるための枠組はどうあるべきか。「近代」的な社会像がもはや有効性を失って久しい。本書がめざすのは、ポストモダン状況に対応しうる新たな社会像の提示である。著者は、言語哲学・レトリック・文学理論などの知見を大胆に導入して、従来の実証主義的な社会科学の虚構性を暴き出し、社会を「テクスト」として、つまり実体ではなく言語による構築物として捉えることを提唱する。かつ、抽象論に自閉することなく、あくまで生活世界への視線にもとづいて、社会学の主題を組みなおしてゆくのである。
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