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母と娘の物語
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文学においても、心理学においても、「母親と娘の関係」はこれまで充分に追求されてはいない。むしろこれは、家族論で最も光の当たらなかったテーマだろう。西欧文化において「語られざる物語」でありつづけてきたこの関係に、本書は正面から挑む。本書はブロンテ姉妹からデュラスに至る文学作品の綿密な読解をつうじて、母と娘の複雑な葛藤、対立をたどってゆく。西欧文化全体の問題まで視野に入れながら、家族論にこれまでなかった視点を提供する1冊である。
人文・思想・社会 > 心理学 > 臨床心理学・精神分析
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